働きたい転勤族の妻「転勤族の妻にできる仕事を知りたい。資格なしでも、できるかな。急な引っ越しで、勤め先に迷惑をかけないかな。子どもがまだ小さいけど、大丈夫かな」
こういった疑問に答えます。
✓本記事の内容
1.転勤族の妻にできる、資格不要の仕事5選
2.引っ越し必須、転勤族の妻でも働ける理由3つ
3.子どもが小さいうちは無理なく働こう
この記事を書いている私は、転勤族の妻10年目。
結婚後、夫の転勤についていくため正社員を退職。
転居先で、市役所の臨時職員として勤務しました。
現在は4才と6才の子どもがいて、在宅ワークをしています。
こういった私が、解説していきます。
目次
転勤族の妻にできる、資格不要の仕事だけをまとめました
- 全国チェーン店でのパート
- 短期アルバイト
- 公務員の臨時職員
- 完全在宅の仕事
- 現在の企業内で異動する
その1:全国チェーン店でのパート
チェーン展開しているコンビニやファミレス、カフェ、スーパー、ドラッグストアなどでの仕事です。
メリット
・店舗数が多いため、求人がたくさんある
・マニュアルがあるので安心
・引っ越しても別店舗で働くことができる
・人数が多いのでシフト調整がしやすい
デメリット
・髪型、服装などある程度決まりがある
・主婦が多い時間帯&みんなが休みたい期間にはシフト調整が大変なことがある
慣れない土地で毎回新しい仕事を覚えるのは大変ですが、チェーン店ならそのストレスを軽くできます。同じ主婦の方が働いていることも多いので、スーパー、病院、こどもの習い事など、地域の情報を教えてもらえるのも心強いです。
その2:短期アルバイト
半日、1日、1週間、1カ月など、短い期間の仕事です。
仕事は、軽作業(封筒の開封や書類チェック)やオフィスワーク、イベントスタッフ、販売スタッフなど様々です。
求人サイトから「短期」「単発」など、こだわり条件にチェックを入れて探すことができます。
メリット
・自分で働く日を決められる
・期間限定なので人間関係がさっぱりしている
・急な引っ越しで、勤め先に迷惑をかけるという罪悪感がない
デメリット
・深い人間関係を築くことができない
・毎回仕事探し&応募を繰り返す必要がある
お小遣いがほしい時だけ、イベント前で出費が多い時だけ、など自由に働く日を決められるのが便利です。異動時期が近付いたら仕事を入れないなどの調整が可能です。
その3:公務員の臨時職員
市役所や区役所など自治体の役所で働く仕事です。
繫忙期の人手不足解消や臨時的な業務があったときに雇用されます。
仕事内容は配属される課によって違いますが、正規職員の補助業務が中心です。
自治体のホームページや広報誌、ハローワークに求人を募集しています。
メリット
・雇用期間の上限が半年と決まっている(更新で最長1年)
・子どもの行事、急な体調不良に対応しやすい
・地域のコミュニティに参加できる
デメリット
・いつでも求人があるわけではない
・多くがフルタイムの募集
転勤族×子育て×フルタイムはハードですが、こちらはおすすめです。その理由は、筆者は市役所の臨時職員として働いた経験がありますが、子育てに対する理解があり、適切に休みを取得できる組織風土があると感じたからです。実際に、子あり正規職員の方は「子の看護休暇」や「有給休暇」を活用していましたし、それが当然という雰囲気がありました。また、有期雇用で終わりが見えると頑張れそうですよね。周りに子育てのサポートを頼れない転勤族にとって、働きやすい職場といえます。
その4:完全在宅の仕事
会社に出勤することなく、自宅で仕事ができます。
具体的には、通信教育の添削指導者、小論文添削指導員、電話担当スタッフ、営業資料作成、ライティング、コールスタッフなどがあります。
メリット
・転勤してもそのまま続けられる
・自分のペースで仕事を進められる
・子どもの急な体調不良などに対応しやすい
・通勤時間が不要
デメリット
・自宅に仕事スペースを確保する必要がある
・自己管理でオンとオフの切り替えをしないといけない
朝家事を済ませたら、自宅ですぐに仕事に取り掛かれます。また、子どもがいれば体調不良で園や学校をお休みすることはよくありますが、自宅で子どもの看病をしながらお昼寝の間に少し仕事を進める、みたいな柔軟な働き方ができるのは助かります。また、どこでも仕事ができるので、転勤族の妻にぴったりの働き方だと思います。私も現在、在宅でライティングをしています。
在宅ワークに興味がある方は、下の記事も参考になると思います。
その5:現在の企業内で異動する
今現在どこかの企業で働いている方向けですが、転居先に支社や支店、関連会社がある場合は相談してみるといいかもしれません。
また、地銀で働いている方は「地銀人材バンク」制度を活用して、転居先の地方銀行に再就職することもできます。
メリット
・就職活動をする必要がない
・キャリアを継続できる
・収入、福利厚生など安定している
・転勤族と理解したうえで受け入れてもらえる
デメリット
・転居先によっては受け入れ先がない
・子どもがいる場合、転居先で保育園の預け先を見つけられない可能性も
転居先で正社員として働くのであれば、この方法が一番現実的だと思います。この先転勤を繰り返すとどこかで継続できなくなる可能性もありますが、少しでも長く働くことでキャリア形成ができます。子どもがいる場合は、転居先での保育園の確保や急病の際の対応などが必要になるため、強い意志と行動力が必要になりそうです。
引っ越し必須の転勤族の妻でも働ける理由3つ
上ではおすすめの仕事、働き方を紹介してきました。
ここまで読んだ方の中には「引っ越しが多い転勤族の妻は、やっぱり仕事ができないのでは?」と不安に思う方がいるかもしれません。
結論から言うと、問題ありません。
理由は下の3つです。
理由1:あらかじめ期間が決まっている仕事を選べば大丈夫です
次の異動時期までに雇用が終わるよう、あらかじめ期間を決めて働くことができます。
理由2:在宅ワークという選択肢もあります
異動時期に仕事を少なくするなど自分自身で仕事量を調整できます。
理由3:勤め先へ事前に伝えておけばトラブルを避けることができます
実際に私は、万が一急な辞令が出た場合に備えて、面接の際には転勤族であることを伝えて採用されました。あえて言う必要はないという意見もありますが、私は先に言っておく方が気持ちが楽だったので伝えました。また、同じチェーン店でパートを続ける場合は、転勤族であっても即戦力となるので重宝されると思います。
子どもが小さいうちは無理なく働こう
子どもの成長に合わせて働き方は変えられます。例えば、
・子どもが未就園児の間は、ご主人の休みにあわせて、週末だけ「短期アルバイト」でお小遣い稼ぎ。
・幼稚園に入園したら、「チェーン店でのパート」や「完全在宅の仕事」を始める。
・小学校高学年になったら、「フルタイムの仕事」に挑戦する。
このような感じです。もちろんこれは一例なので、あなた次第でどんな風にもできます。
ひとくくりに転勤族といっても、人によって転勤の頻度や転居範囲は異なります。
仕事への考え方(キャリア形成をしたいのか、お小遣いを稼ぎたいのか)、その人の性格や持って生まれた能力(職業適性)も異なります。
そして、子どもたちもそれぞれ違います。
環境の変化にすぐ順応できる子もいれば、慣れるまでに時間がかかる子もいます。
その子の年齢や性格によっても、親の寄り添い方も変わってくると思います。
子どもの成長に合わせて働き方は変えられるので、子どもが小さいうちは無理なく働くことをおすすめします。私は子育てや今後のキャリアを考えて、二人目の子の幼稚園入園をきっかけに在宅ワークを始めました。
この記事を参考に、あなたらしい働き方を模索してもらえたら嬉しいです。
転勤族の妻のみなさん、一緒にがんばりましょう!